一般眼科|麹町大通り眼科|麹町・半蔵門の眼科|土曜日診療

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Tel.03-6256-8588

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一般眼科

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一般眼科について

一般眼科について

一般眼科とは、目と目の周囲に関する病気を全般的にみる診療科で、乳幼児からご高齢の方まで幅広く診療します。情報の視覚化が進む現代では、“ものをしっかり見る”ことは、日常生活においてきわめて重要です。
一方、パソコンやスマートフォンの急速な普及に伴い、目に対するストレスも非常に大きくなっています。こどもの近視は増加傾向にあり、大人も目の酷使によって眼精疲労や不調を訴える方が増えています。また、高齢化社会において、より高い視覚の質(QOV)を維持するためにも目の健康は重要です。白内障は視力を取り戻す手術が一般的に行われており、緑内障や糖尿病網膜症は、早期発見・治療によって進行を遅らせ、失明を防ぐことができるようになってきました。

目の症状は、痛み、かゆみ、充血、疲れ目、視力低下、まぶたの腫れなど様々ですが、いつもの見え方と違う、何かおかしい、といった些細な症状でも、病気の兆候になることがあります。目に異常や違和感があったり、日常生活でお悩みがあったりしたら、何でもお気軽にご相談ください。

眼科でよくみられる症状・相談

このような症状の方はご相談ください。

  • 目が痛い
  • かゆい
  • 目が赤い
  • 腫れた
  • ゴロゴロする
  • 涙が多い
  • 目やにが多い
  • まぶしい
  • かすんで見える
  • ゆがんで見える
  • 黒い点が見える
  • 見づらい
  • 二つに見える
  • その他

日常的に起こりやすい症状でも、詳細な検査を行うことで病気の早期発見につながることもよくありますのでお気軽にご相談ください。

眼科の対象となる主な疾患

白内障

水晶体が混濁する疾患です。原因はいろいろありますが、主なものは加齢です。初期には自覚症状のないことが多く、進行すると物が見えにくくなります。予防には紫外線を避ける生活や抗酸化作用のある食事の摂取が良いとされています。また、初期には点眼薬が有効とされていますが、視力障害が高度で日常生活に不便であれば手術の適応となります。手術適応と判断すれば、連携病院で手術を受けられるように手配します。その場合術後の経過観察は当院で受けることができます。

緑内障

緑内障とは、目から入ってきた情報を脳へ伝達する視神経という部位がダメージを受け、視野が狭くなってしまう病気です。原発性(開放隅角、閉塞隅角)緑内障、続発性緑内障,先天性緑内障などに分類されます。 自覚症状がないまま進行することも多く、まずは定期的な眼圧測定、視野検査などを行い早期発見することが重要です。緑内障の主な症状は視野異常ですが、無自覚無症状であっても眼科で検査をすることにより、早期診断をすることができます。

網膜裂孔

網膜に発生した孔(あな)のことで、網膜剥離の原因になります。網膜裂孔は破れた網膜が弁状あるいは切れ目状で、格子状変性の辺縁に発生することが多く、硝子体牽引が主要原因です。網膜剥離に進行すれば失明の危険性もあり、早期診断と治療が重要です。

網膜剥離

網膜の色素上皮層から網膜神経層が分離した状態です。網膜裂孔が原因の場合、裂孔原性あるいは特発性網膜剥離といいます。炎症などによる場合は続発性剥離、硝子体牽引が原因であれば牽引性剥離といいます。進行すれば失明に至るため、早期に手術治療が必要となります。この場合連携病院で手術を受けられるように手配します。

加齢黄斑変性症

老化に伴い、網膜の中心に出血や浮腫をきたし、視力が低下する病気です。放置すると進行して、視力の回復が不可能となります。初期症状として、視界の中心がゆがんで見える変視症が代表的です。その後ゆがみが強くなり、視界の真ん中が見えなくなる中心暗点、色別困難などが出現し、失明に至ることがあります。加齢のほか、喫煙が主な原因とわかっています。早期発見が極めて重要な疾患です。

眼外傷

眼に強い圧力がかかる場合、目に異物が接触する場合などに起こります。白目が赤くなる結膜下出血では点眼薬・眼軟膏と経過観察で治癒することがありますが、角膜、脈絡膜、網膜などに損傷がないかを確実に診断することが重要です。損傷が大きく手術を要する場合などは連携病院で加療を受けられるように手配します。

結膜異物、角膜異物

目にゴミが入ったなどの場合だけでなく、特に思い当たるきっかけがなく眼がゴロゴロするような異物感がある場合、診察を受けてください。眼科で異物の有無を検査します。また、角膜に傷がついている場合、結膜にできものができている場合などがあり、適切な診断と治療が必要です。

睫毛内反

いわゆる「逆さまつ毛」です。まつげが何らかの原因で角膜に接触した状態をいい、睫毛乱生、睫毛内反、眼瞼内反に分けられます。接触したまつ毛により角膜に傷がつくことがあります。重度の場合には手術が必要となります。

糖尿病網膜症

糖尿病で血糖コントロールが悪い状態が続くと、網膜の血管に障害が起こります。進行すると網膜出血や網膜剥離などが起こって視力が低下したり失明したりすることがあります。初期には自覚症状がなく、糖尿病と診断された場合には眼科的検査が重要です。当院ではレーザー照射により進行を遅らせる治療を行っております。また、当院では血液検査も可能ですので、気になる方は眼科検診と一緒にお受けになることをお勧めします。

網膜動脈閉塞症

動脈硬化が原因で、心臓や頸部の血管からはく離した塞栓物などにより、網膜動脈が閉塞し、急激な視力障害・視野障害を生ずるものです。中高年の男性の片眼に多く、予後不良のことが多いです。急激な視力低下を自覚した場合、眼科で直ちに網膜眼底検査を受ける必要があります。

網膜静脈閉塞症

中高年に多く、高血圧や動脈硬化が主な原因です。血管が変性したり、血液の性質の変化などにより静脈が詰まりやすくなり、静脈の怒張、出血を生じ、網膜浮腫によって視力障害をきたします。放置すると、新生血管が生じ、硝子体出血を引き起こすことがあります。抗凝固療法や線溶療法を行っても改善せず、新生血管が出現すれば光凝固療法が必要となります。

視神経炎

様々な原因により視神経に炎症を起こす疾患です。視力低下、中心暗点などの視野異常で発見されますが、眼科的検査で異常を呈さないことがあります。正確な診断にはMRIなどの画像診断が必要であり、疑われる場合には連携施設での精査を手配します。

アレルギー性結膜炎・花粉症

目に起きる様々なアレルギー疾患の総称です。花粉やハウスダストなどアレルギーの原因があり、結膜の炎症とかゆみ、目の異物感(ゴロゴロする)、目やに、涙が出るなど自覚症状がある場合に診断されます。
花粉によって引き起こされるものを季節性アレルギー性結膜炎といい、その代表がスギ花粉による季節性アレルギー性結膜炎です。季節により花粉の種類は異なり、春ではスギやヒノキ、初夏ではカモガヤやオオアワガエリ、秋ではブタクサやヨモギが代表的です。また、鼻炎症状が合併する方も多くみられます。通年性アレルギー性結膜炎は季節や気候の変化によって、良くなったり悪くなったりします。ダニやハウスダストが原因であることが多く、1年を通じて自覚症状があるものをいいます。
アトピー性角結膜炎は、アトピー性皮膚炎により顔面やまぶたに皮膚症状があり、結膜炎は通年性で、慢性的なかゆみや目やにが伴います。

アレルギー以外にも細菌やウイルスなど、感染が原因の感染性結膜炎などによっても目のかゆみを生じることがあります。症状が続く場合は我慢せずにお気軽にご相談ください。

当院では指先からごく少量の血液を採取することにより、アレルギーの原因を同定することが可能な検査を実施しています。

ものもらい(麦粒腫)

原因はブドウ球菌による細菌感染が主です。まぶたには涙や汗の分泌腺や毛穴がありますが、その小さな孔から細菌が感染して症状を引き起こします。部位によって外麦粒腫と内麦粒腫に分けられます。症状は、まぶたの一部が赤く腫れ、軽度の痛みやかゆみを伴います。
炎症が強くなると、赤み、腫れ、痛みも強くなります。化膿が進行すると、腫れた部分が破れ膿(うみ)が出ますが、この膿が出てしまえば症状は回復に向かいます。治療は抗生物質の点眼や内服を行います。化膿が進んだ場合、切開し膿を除去することもあります。日頃から汚れた手で目をこすったりしないよう注意することが大切です。

霰粒腫

霰粒腫は、眼瞼の中にできる小さな固い腫瘤であり、マイボーム腺の開口部からつまり、その中の分泌物がたまり肉芽腫を形成します。無菌性ですが、急に腫れて痛みを伴うことがあり、発症初期では霰粒腫か前述の麦粒腫か鑑別しにくいといわれます。
霰粒腫の治療として霰粒腫摘出およびステロイド点眼および眼軟膏の使用、初期ではステロイド注射もあります。

眼精疲労

眼を使う作業を続けることで、目の痛み、かすみ目、充血などの症状や、頭痛、肩こり、吐き気などの全身症状が現れ、十分な休息や睡眠をとっても回復しない状態を指します。
緑内障や白内障、ドライアイなどでも出現することがありますが、最近は、パソコンやスマートフォンなどを使用する機会が増えているため、これが原因となる眼精疲労が増えています。パソコン、スマートフォンを使用することが多い場合、適度な休息を挟みましょう。

原因が特定できればそれを排除することが必要です。遠視・近視・老視などが原因で眼鏡が合わない場合は作り直す、白内障や緑内障、眼瞼下垂やドライアイなどの目の病気が発見されれば治療に至ることがあります。

老視(老眼)

新聞など手元の文字が見にくい、ぼやけるといった自覚症状がある場合、最も頻度が高いのが老視(老眼)です。40歳前後から自覚することが多く、眼の調節機能が低下することによって近くのものにピントが合わなくなります。治療は主に眼鏡で矯正します。

若い年代の方でも、スマートフォンやタブレットなどを長時間見続けることで、老視のような症状が起こることがあります。この場合、一時的な症状であり、ものを見るときの適切な距離と時間を保つことで予防することができます。

メガネとコンタクトの処方

適切なメガネやコンタクトレンズを使用しないと眼精疲労やドライアイにつながります。また、コンタクトレンズは目にとっては異物ですから、適切なコンタクトレンズを装用し、正しいケアを行わないと障害が起こりやすくなります。
コンタクトレンズを使用している方は、トラブルが起こった場合(結膜炎および角膜炎などがコンタクトレンズ装用中止となる)は、コンタクトレンズを外して、できるだけ早く受診してください。

色覚異常

色覚異常とは、大勢の人とは色が異なって見えてしまう・感じてしまう状態のことをいいます。そのため特定の色の区別がつきにくい場合があり、日常生活に支障をきたしてしまう可能性があります。

色覚異常には、先天色覚異常と後天色覚異常があります。原因が遺伝的なもので、生まれつき異常があるものを先天色覚異常、成人以降に目の基礎疾患の症状として色覚に異常が出るものを後天色覚異常といいます。

先天色覚異常は有効な治療法がありません。
先天色覚異常があっては就職できない職業(資格)があり、また、就職しても業務の内容に支障を来す方がいるのが現状です。特に男性の20人に1人、女性では500人に1人の割合で先天色覚異常があるといわれております。そこで、色覚異常の病型と程度を知ることが重要で、的確なアドバイスを受けることが大切です。